豊橋市立小学校「体罰」問題:教諭の日常的な暴力的行為

 愛知県豊橋市立岩西小学校の男性教諭が、担任している2年生のクラスで常習的に「体罰」・暴行を繰り返していた問題。

 この教諭の指導については2017年4月の新学年当初から保護者から疑問・指摘が出ていたというが、「東愛知新聞」が教諭の暴力行為について詳細に記した記事を出している。

 豊橋市教育委員会は9日、市立岩西小学校で40代の男性教諭が担任する2年生の学級の児童5人に体罰をしていたと発表した。黒板に頭をぶつけられた女子児童は現在、登校していない。男性教諭は過去にも体罰をしており、処分も受けている。記者会見した山西正泰教育長は「保護者、市民の教育への信頼を裏切り、大変申し訳ありませんでした」と...

 「東愛知新聞」2017年11月10日『豊橋岩西小2年生のクラス担任・男性教諭が体罰』によると、新年度になってからこの教諭がおこなった暴力行為や威圧的指導について、『岩西小教諭の「恐怖授業」』の見出しで、以下のような内容が記されている。

  • 授業中に挙手しない児童に対して罵声を浴びせたり、机を蹴り上げるなどして威圧する行為を、日常的に繰り返す。授業参観で保護者が「挙手する児童の数が異常に多い」と不審に思ったほど。
  • 授業中に定規などで殴る。
  • 授業中に児童を別室の空き教室に連れて行き、「バカ」「お前がクラスで一番できないやつだ」などと人格否定の罵声を浴びせる。
  • 普段から大声で威圧し、ストレスを感じていた児童が多数いた。
  • 「体罰」を加えた後、「親に言ったら仕返しする」と児童を脅迫。

 こんなもの、とても教育指導とはいえない。暴力行為であり、虐待行為であり、教師による児童いじめであり、スクールハラスメントに類する行為である。

 記事では、被害に遭った児童の保護者の声が紹介されている。「子どもを守るべき立場の人なのに、真逆のことをしている。彼(※担任教諭)の教員免許をはく奪しない限り、またうちの子のように苦しむ子が出てくる

 この担任教諭「F」の行為は、まともな教師のすることではない。しかも過去には同じような「体罰」事件で戒告処分を受け、また別の児童を突き飛ばして骨折させた前歴もある問題教師を、なぜここまで放置したのか。

 記事によると、保護者からの訴えに対し、学校側は「担任を変えられない。目を光らせておく」などと答えただけだったとされる。他の教員らが監視・指導する体制はとっていたものの、暴力行為や威圧的な行為は監視役の教員が席を外していた時におこなわれていたという指摘もある。

 当該教諭に対しては、教職からの追放も含めた厳しい措置をとるのは当然である。同時に、学校側の体制についても問われるべきである。

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