教諭の「指導」を同僚教員らが目撃・注意:福井県池田町中学生自殺

 福井県池田町立池田中学校2年だった男子生徒が教諭2人からの執拗な「指導」を苦にして自殺した問題で、同僚教員らが教諭らの「指導」について複数回口頭注意をおこなっていたことがわかった。

 町教委が公開した報告書によると、2016年12月21日、担任教諭はこの生徒を職員室に呼び出し、この生徒が役員を務めていた生徒会主催のクリスマス会準備が進んでいないことについて激しく詰め寄ったという。

 担任教諭や副担任の教諭によるこのような叱責は常態化していたという。

 教務主任は担任教諭に対し、「(叱責の内容が)正しいことであっても、男子生徒はできないのだから、指導方法を考えないといけない」と担任教諭を諫めたことがあった。しかし担任教諭は「手加減している」と返答しただけで、その後も同様の行為を続けていた。

 また別の教員も担任教諭に対し、「そんなに強い口調で言わないといけないのか」と疑問を伝えていた。

 校長や教頭も、教諭らの生徒への「指導」を目撃したことがあったという。しかし校長らは、具体的な対応については特に何もしなかったとされる。

 学校側が認識していながら、放置したということにもなる。いじめを黙認しているような形になっているのではないか。

 学校側が適切な対応をとっていれば、最悪の状況には至らなかった可能性があると思うと、辛いものがある。

(参考)
◎担任の厳しい叱責、同僚ら注意…校長も現場目撃(読売新聞 2017/10/18)

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