大磯町中学校給食問題、業者との契約解除へ:神奈川

 神奈川県大磯町のデリバリー弁当方式中学校給食が生徒から不評で、異物混入も相次いだ問題で、大磯町は委託業者との契約を解除する方針を決めた。

 当初は契約を解除しない方向で検討していたが、一転して解除に動いたことになる。

 大磯町では2016年1月より中学校給食を導入した。保護者から中学校給食の実施を求める声があがり、町の調査では8割が給食導入に賛成だったという。

 保護者の大半は、自校調理方式での中学校給食導入に賛成していた。しかし町は、自校調理方式にすると必要な施設を整備する導入費用が約4億5000万円かかるとして、自校調理方式での導入を断念した。早期実施を優先し、初期費用が約1500万円で済むと試算したデリバリー弁当方式での中学校給食を導入することにした。

 その判断が裏目に出たことになった。おかずが10度以下に冷やされた状態で提供されることで「おいしくない」と不評で、残食率も全国平均よりも突出する事態となり、町議会でも問題になり、マスコミでも大きく報道された。

 また異物混入事案も相次いだことが、不評や不信感に拍車をかけた。

 町は当初は、「ふりかけの導入などを検討する」「食缶方式で温かい汁物を導入する」「業者との契約を解除しない」など強気の姿勢を見せていたが、態度を変更したことになる。

 「安物買いの銭失い」ということわざもあるが、子どもたちに不快な思いをさせ続けたことは取り返しが付かない。

 業者変更は第一歩だとしても、自校調理方式の導入も含めて抜本的な改善策が必要ではないか。

(参考)
◎「まずい給食」業者との契約解除へ…批判受け(読売新聞 2017/10/7)