中学校歴史教科書「採択適正化」の指導強化求める請願可決:山梨県議会

 山梨県議会は10月5日の本会議で、「中学校で使用する歴史教科書の採択に関して県教育委員会の指導強化を求める請願」を賛成多数で可決した。

 請願は「教科書採択の適正化を求める県民会議」がおこない、自民党誠心会・チームやまなしの県議が紹介議員になった。

 請願は「教育基本法、学習指導要領の趣旨を踏まえた教科書を採択」するよう、山梨県教委が県内の市町村教育委員会に指導の強化を求めるものとなっている。

 具体的には「我が国の歴史への愛情を深める」「国民としての誇りを育てる」などを尊重した教科書の採択を求め、「欧米諸国の進出とアジアの植民地化の動き」「日本から見た大東亜戦争の意義、視点」「戦後の占領政策、東京裁判、憲法の制定過程」など18項目について点数化して比較するよう求めた。

 「大東亜戦争」の用語を使っていることからも明らかなように、これは極右的な教科書(育鵬社や自由社)を採択させようとする策動に他ならない。

 このような「指導強化」を求めるのは、教科書採択への介入であり、極めて危険な動きである。

(参考)
◎歴史教科書「各社の比較評価を」 山梨県議会で県教委の指導強化求める請願採択(産経新聞 2017/10/6)