運動部寮で下級生いじめ、柔道部の生徒2人を退寮処分:前橋育英高校

 前橋育英高校(群馬県前橋市)の運動部寮で、柔道部の3年男子生徒2人が下級生4人に対し、繰り返し暴行を加えたとして、学校側が加害生徒を退寮処分にしていたことが10月4日までにわかった。

 当該の寮は、柔道部や他の運動部の生徒らが入寮している。

 学校側の調査によると、加害生徒の3年生2人は、下級生に対して平手打ちや尻を蹴る、玩具の銃で弾を撃つなどの暴力行為を繰り返した。

 2017年9月、被害生徒が学校側に相談して事件が発覚した。学校側の調査に対して加害生徒は、「寮の部屋が散らかっていた。指導としてやった」などと話したという。

 さらに、住み込みで寮管理に携わっていた管理人(成人男性)が、加害生徒に対して下級生を「指導」するよう指示し、加害生徒の暴行を知りながら黙認していたことも判明した。学校側は管理人を派遣した業者に抗議し、学校と業者は当該人物を管理業務から外した。

 前橋育英高校では2017年9月にも、剣道部でいじめが発覚し、加害生徒に自主退学を求める事案が報じられたばかり。柔道部でのいじめも続いて報じられたことになる。

 今回のいじめ事案については、「指導」と称して暴行を加えることの危険性に加えて、管理人が事件を黙認し、事実上けしかけているような形になっていたのも悪質である。部活動のあり方や学校の体制についても再検証すべきではないか。

(参考)
◎柔道部2人が暴行で退寮 前橋育英高の運動部寮(上毛新聞 2017/10/5)