取手市いじめ自殺、学校側が自殺を伏せる方針を遺族に伝える:茨城

 茨城県取手市立中学校3年の女子生徒が2015年11月に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題で、学校側が死亡当日に「受験を控えた同級生への配慮」として自殺の事実を伏せる方針を遺族側に伝えていたと、2017年9月27日付の毎日新聞で指摘されている。

 毎日新聞がいじめ自殺事件に関する文書の情報公開請求をおこない、文書の内容を元に、学校側が自殺を伏せる方針を決めていたとする報道をおこなっていた。

 取手市教委はこのことについて、自殺を伏せたのは遺族の意向とも話した。しかし遺族はそんなことを伝えた覚えはないと反論した。遺族側が当時の記録を再確認したところ、学校関係者が遺族側を訪問し、自殺を伏せると学校側から伝えられていた記録があったという。

 生徒が病院で死亡した2015年11月11日、教頭(当時)が遺族側を訪問し、「受験を控えた3年生ということを考えると、不慮の事故で亡くなったという形で話をさせてほしい」「いろいろな意味での教育的配慮だ」と話していた。教頭は「調査は進める」とも話した。

 同年11月16日に、いじめを訴えるような内容の日記が見つかり、遺族側は学校側にその旨を伝えた。しかし学校側は生徒の名前や自殺した事実を伏せたまま、アンケートを実施し、「いじめはない」と結論づけた。

 これらの経緯からは、最初からいじめを隠蔽することありきで対応していたのではないかと疑わざるをえない。

(参考)
◎茨城・取手の中3自殺 いじめ 学校側、自殺伏せる 死亡当日、遺族に一方的通告(毎日新聞 2017/9/27)