大津いじめ自殺事件の民事訴訟で口頭弁論

 滋賀県大津市立中学校に通っていた男子生徒が同級生からの激しいいじめを苦にして2011年に自殺した事件で、遺族が加害生徒らに対しておこなっている民事訴訟の口頭弁論が、9月19日に大津地裁で開かれた。

 この民事訴訟では、大津市との間では市が責任を認める形で和解が成立しているものの、加害生徒とその保護者に関する部分については、加害者側が非を認めない態度をとり続けているために訴訟が継続している。

大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件
滋賀県大津市立皇子山中学校2年だった男子生徒が2011年10月11日に自殺した事件。背景に激しいいじめと、加害者側の事件正当化と居直り、また...

 この日の口頭弁論では被害生徒の両親と姉が意見陳述し、「被害生徒に謝罪してほしい」「いじめ以上の暴力を受けていた。保護者も猛省してほしい」などと訴えた。

 この事件では加害者とされる生徒側は、被害者側がいじめと指摘した行為は認めながらも、「遊び」であっていじめではないと主張している。また加害者の保護者は、事件発覚直後の保護者会では、「息子が犯人呼ばわりされて迷惑している」というビラをまいたり、会場で「いじめはない」などと恫喝するような発言をおこなったことも指摘されている。

 暴力や、虫を食べさせようとしたこと、窓から飛び降りるように迫ったことなど、悪質な犯罪的行為であり、決して「遊び」ではない。またこのような行為を無理やり擁護する加害者側の保護者の対応も、いじめに加勢しているのと同じである。

(参考)
◎「いじめ以上の暴力だった」両親ら、「加害生徒」に謝罪要求 大津地裁(産経新聞 2017/9/19)