都道府県の学力テスト、小中で対策“過熱”(読売新聞)

 全国学力テストの導入が決まり、また各都道府県でも独自に地域統一の学力テストをおこなっている地域もあります。
 その一方で、地域統一の学力テストをおこなっている地域では、好ましくない問題が発生しているということです。『読売新聞』2006年6月30日付記事『都道府県の学力テスト、小中で対策“過熱”』では、東京都と岩手県の例を取材しています。


 両都県ともに、学力テストの過去問題の傾向を分析して対策問題・予想問題の類を作成して児童・生徒に繰り返し解答させたり、事前に模擬テストをおこなったりなどしているということです。この結果、通常の授業にも支障が出る状況にもなっているということです。
 本来到達状況を判定するテストで、点数競争を気にして学校が振り回されている。両都県ではこんな現状になってしまっていることがうかがえます。
 かつておこなわれていた全国学力テストでも、このような弊害が全国的に現れて中止された経緯があります。また、一部の自治体ですらこのような弊害が現れているのだから、全国学力テストの導入でこのような弊害が全国的に拡大することも危惧されます。
 全国学力テストにしても、地域の統一学力テストにしても、その意義をしっかり考え直す必要があるのではないでしょうか。