桜宮高校事件:損害賠償金の半額を元教諭に求償の方針固める

 大阪市立桜宮高校で2012年、男子バスケットボール部顧問だった教諭(懲戒免職)が部員の生徒に暴行を繰り返し自殺に追い込んだ事件で、大阪市が生徒側に支払った賠償金約7500万円について、半額を元教諭に求償する方針を固めて元教諭を提訴することがわかった。

大阪市立桜宮高校「体罰」自殺事件
大阪市立桜宮高校体育科2年でバスケットボール部のキャプテンだった男子生徒が、バスケットボール部顧問教諭からの「指導」と称した暴力行為・いわゆ...

 9月議会にも関連議案を提案するという。

 大阪市は元顧問教諭側と負担金額の交渉を進めていたが、折り合わなかったとしている。

 重大な行為でもあり、一定の求償は当然である。しかしその一方でこの事件は、元教諭の暴力行為も悪質で重大な行為であると同時に、当時大阪市長だった橋下徹が事後対応で、かねてからの持論の「行政の教育介入」を持ち込んで「学校関係者というだけで、無関係な生徒も共犯」扱いするなど、もう一つの橋下の持論である「体罰」賛成を巧妙に隠しながら、不要にこじらせた側面もある。

 元教諭の責任と同時に、橋下徹や当時の大阪市教委の責任についても問われなければならない。

(参考)
◎大阪市 桜宮高の元顧問に賠償金半額負担求めて提訴へ(毎日新聞 2017/8/29)