罰として100メートル走連続100本走らされ熱中症発症:岐阜県の高校

 岐阜県美濃加茂市の私立美濃加茂高校の硬式野球部で、コーチが「試合の内容が悪かった」「気合いを入れ直す」として部員の生徒に100メートル走を連続100本おこなうように命じ、生徒が熱中症で倒れていたことがわかった。

 事件は8月16日に起きた。2日前の8月14日の試合結果が悪かったとして、同校非常勤講師の男性コーチ(26)が主将の男子生徒に対し、100メートル走を100本連続でおこなうように命じた。コーチはさらに、30本追加で指示した。

 監督(32)もコーチの指示の内容を把握していたという。

 生徒は午後1時過ぎから走り始めたが、約3時間後に倒れた。水分補給については、コーチの許可を取ってからおこなうよう指示していたことから、生徒は水分を補給したのは2回だけだったという。

 生徒は救急搬送され、重度の熱中症と診断されて集中治療室で治療を受け、5日間入院した。後遺症などは現時点では確認されず、退院後は自宅療養している。

 学校側は、一連の行為を「体罰」に近い不適切指導として、コーチを無期限の始動停止、監督を厳重注意にした。

 試合の成績が思わしくなかった罰として走り込みをおこなわせるなど、いわゆる「体罰」というほかはない。このような指導方法は問題外である。

(参考)
◎100メートル100本走らされ熱中症 美濃加茂高の野球部2年(中日新聞 2017/8/27)
◎野球部コーチ100m走100本指示 部員熱中症で倒れ入院 岐阜・私立美濃加茂高校(東海テレビ 2017/8/27)