事務職員を「専任栄養士」かのように書類改ざんし補助金不正受給か:森友学園問題

 学校法人森友学園(本部:大阪市淀川区)の問題に関連して、栄養士免許を持つ塚本幼稚園事務職員が栄養士としての専任業務に従事したように籠池泰典前理事長らが書類を改ざんし、大阪府と大阪市の補助金を二重に不正受給していた疑惑が浮上した。「毎日新聞」2017年8月21日付『森友学園:籠池夫妻、栄養士免許を二重に悪用』が報じている。

 当該職員は、塚本幼稚園では事務を担当し、栄養士としての業務は一切おこなっていなかった。学園側に栄養士免許を悪用されたことも知らなかったという。

 しかし学園側は、この職員を幼稚園の専任栄養士として採用したかのように装い、2015年に食物アレルギー持ちの園児の自宅に家庭訪問して食育指導業務に従事したかのように書類を改ざんし、当該職員の栄養士免許コピーを添付資料として添えるなどして、大阪府に特別支援教育費補助金を申請した。

 またこの職員は実際には系列保育園「高等森友学園保育園」では勤務していなかったにもかかわらず、系列保育園でも勤務していたかのように籠池前理事長らが書類を改ざんし、大阪市からの補助金も申請していた。

 特別支援教育費補助金の問題については、大阪府に提出された要支援児延べ119人分の症状について、大阪地検はすべて虚偽だったと判断しているという。

 籠池夫妻の書類偽造の問題についても究明されなければならない。一方で、書類偽造を見抜けなかった大阪府や大阪市の責任も同時に問われなければならないのではないか。

 塚本幼稚園で要支援児受け入れとして届けられた人数は、他の幼稚園の何倍にもあたり、明らかに突出していたという。他にも大阪府や大阪市には、塚本幼稚園や高等森友学園保育園に関する苦情が多数寄せられていたという。そこから不審点を感じなかったのかという疑問がある。

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