森友学園問題:元園児保護者が起こした訴訟、学園側の責任認め和解協議へ

 学校法人森友学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)から強制退園させられるなどしたとして、元園児の保護者らが訴え大阪地裁で係争中の民事訴訟計3件について、学園側の管財人が学園側の責任を認めて和解協議に入ったことがわかった。

 一方で、籠池泰典前理事長・籠池諄子前副園長の個人の賠償責任については、今回の和解協議の対象とはしないとしている。

 この問題では、学園側から元園児への虐待と受け取れる行為・いじめまがいの行為や、元副園長が保護者に嫌がらせの手紙を出すなどの威圧的な対応、園を通じて行政に出す書類について園側が必要な手続きをわざと怠るなど、園側の不適切な行動が多数あったと指摘されている。

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 一連の森友学園問題については、大阪府の不可解な学校認可や、国との小学校建設用地の不透明な取引などの問題もある。その一方で、園児虐待とみられる行為や保護者への不適切な対応など、当時の学園の経営体制も問題になっていた。

 今回和解協議に入った内容については、学園として被害者側に対して必要な対応を取るとともに、幼稚園の運営としてあるまじきことを再び起こさないような体制を構築する必要がある。また当時の経営陣個人の責任については、別途問われることになるだろう。

(参考)
◎森友学園 賠償訴訟 3件で和解協議 元園児保護者らと(毎日新聞 2017/8/9)

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