三重県立高校いじめ:当時の教頭がいじめ申告しないよう勧告した?

 三重県津市の三重県立高校3年の生徒が1年時にいじめを受けて不登校になったとして三重県を訴えた訴訟に関連して、生徒側がいじめ被害を申告した際に、当時の教頭が、「同じ学校に在籍する、生徒の姉の大学受験に悪影響が出る」と発言し、いじめ申告を思いとどまるように言われたと生徒側が訴えていることがわかった。

 このいじめ事件では、生徒が1年だった2015年、所属していた部活動の同級生から集団で無視されたり悪口を言われるなどいじめ被害を受けたという。

 三重県立高校でいじめを受け不登校になったが、学校は適切に対応しなかったとして、高校3年の女子生徒と両親が三重県を相手取り、約170万円の損...

 生徒は2015年10月から不登校になった。不登校の直後に保護者側が被害を訴えたが、応対した当時の教頭が「いじめ重大事態に認定してもよいが、姉の受験に影響が出る」とする発言をおこなったとしている。

 生徒は2年進級後に登校できるようになったが、ネットで「なぜ進級できたのか」などと中傷され、再び登校できなくなったという。

 生徒側が民事訴訟を起こしたとマスコミで報じられたことを受けて、学校と三重県教育委員会は8月10日に記者会見を開いた。学校側は教頭の発言について、「事実関係を確認中」とした。

 教頭の発言が事実だとすれば、相当悪質な部類に入るといえる。事実関係を確認の上で、事実ならば厳しく対応すべきである。またいじめ事件そのものについても、しっかりと調査の上で対応すべきである。

(参考)
◎「いじめ申告せぬよう教頭が勧告」提訴の高校生側が主張(朝日新聞 2017/8/11)

スポンサードリンク