小学校道徳教科書、東大阪市・泉佐野市はそれぞれ東京書籍を採択:大阪府

 小学校道徳教科書採択について、大阪府東大阪市・泉佐野市でそれぞれ、東京書籍を採択したことがわかった。教育出版は採択しなかった。

 東大阪市では8月7日、泉佐野市は8月8日にそれぞれ決定した。

 東大阪市・泉佐野市の両市とも、2015年の中学校社会科教科書採択では育鵬社版が採択された。

 育鵬社教科書執筆の母体となった「日本教育再生機構」につながる執筆陣は、小学校道徳教科書は教育出版から出している。教育出版の道徳教科書内容は、日本教育再生機構やその背景にいる日本会議の道徳観を色濃く反映し、他社と比較して異質の教科書だと批判が起きていた。

 育鵬社中学校社会科教科書につながる内容でもあることから、育鵬社教科書を採択した自治体を中心に、教育出版の道徳教科書が採択されるかどうかについて、警戒の目が向けられてきた。

 大阪府では河内長野市・四條畷市でも2015年に育鵬社教科書が採択されたが、小学校道徳では教育出版は採択されなかった。8月8日時点では大阪府内で教育出版を採択した自治体・採択地区はゼロである。

 そして8月9日には、いわば本丸ともいえる大阪市で、教科書採択を審議する教育委員会が開催されることになっている。大阪市での審議についても要注目となる。