発達障がいのある生徒が教師から髪を切られ不登校に:山梨

 山梨県峡東地域の公立中学校で、発達障がいを持つ女子生徒が女性教諭から髪を切られた直後に急性ストレス障害を発症し、不登校状態が続いていることがわかった。

 朝日新聞2017年7月29日付(山梨県版)『「教諭に髪切られ」 女子生徒不登校に 峡東の中学校』が報じている。

 この生徒は2016年6月、学校でのいじめアンケートに対して、「他の生徒から衛生面での指摘を受けた」とする内容を記載した。

 それを受けて担任と生徒・保護者が話し合い、保護者が自宅で髪を切った。

 翌日登校してきた生徒に対し、女性教諭が放課後に廊下でこの生徒の髪を切ったとしている。生徒は翌日から不眠や食欲不振などの症状が出て登校できなくなり、急性ストレス障害と診断された。

 教諭は「生徒から『家で切った髪の毛を学校でそろえてほしい』という訴えがあったので応じた」としている。

 その一方で保護者は「同意していれば不登校になることはないはず」「生徒は複数の人と同時にやりとりするのが苦手。やりとりの際に行き違いが生じたのでは」「保護者側に事前に連絡がなかったのもおかしい」と疑問視している。

 校則違反などを口実に無理やり髪を切ったり染め直すケースは過去にもしばしば問題になっているが、今回の場合はそれとは少し違うケースではある。

 発達障がいを背景にしていたとしても、少なくとも重大な行き違いがあったのではないかと考えられる。

 事実関係をていねいに精査し、この件個別の事案という意味でも、またもっと広く障がいのある児童生徒への対応という意味でも、より適切な対応を考えていく立場で、しっかりと対応してほしい。