小学校道徳教科書、神奈川県藤沢市では光村図書を採択

 神奈川県藤沢市教育委員会は小学校道徳教科書の採択について、光村図書を採択することを決めた。8社の教科書の中で、現場の教員からの評価が高かったとしている。

 道徳教科書では、教育出版の小学校道徳教科書の採択の是非が各地で焦点となっている。教育出版の道徳教科書は、中学校社会科での育鵬社教科書執筆陣につながる日本教育再生機構の系列の人脈が手がけ、内容についても日本教育再生機構やその背景にいる日本会議の影響が色濃く出されている異質のものだと指摘され、採択が警戒されている。

 藤沢市では2015年の中学校教科書採択で育鵬社が採択されている。このことから、道徳教科書採択問題でも注目されていた地域のひとつともなった。

 教育委員会の会議では、5人の教育委員が一人ずつ意見を述べ、その意見をまとめる形で、光村図書・東京書籍・学研教育みらいの3社に採択候補を絞ることが提案された。この時点で教育出版は外れたことになる。

 そして採決では、4人が光村図書、1人が東京書籍を推し、光村図書の採択に決まった。

 最悪の状況は避けられたのはよかったといえる。2018年の中学校道徳教科書採択、また2019年の次回中学校教科書採択についても、引き続き要注意である。

(参考)
◎藤沢は「光村図書」小学校教科書 現場の声(朝日新聞 2017/8/3)