大津いじめ自殺:民事訴訟で元同級生らを尋問へ

 滋賀県大津市立皇子山中学校2年だった男子生徒が2011年、同級生からのいじめを苦にして自殺した事件。この事件について、遺族が加害者とされる元同級生などに対して約3850万円の損害賠償を求めて訴えた民事訴訟で、元同級生など計12人への尋問をおこなうことになった。

 7月25日に開かれた口頭弁論で決まった。

 加害者とされる元同級生3人、元同級生の保護者、当時の担任教諭、自殺した生徒の家族が、2017年9月以降にそれぞれ話すという。尋問は計4回に分けて実施される見通し。

 この事件では、大津市はいじめへの責任を認めて和解に応じた。しかし加害者とされる元同級生らはいずれも「いじめとは思っていない」などとして争う姿勢を示し、元同級生やその保護者との訴訟は継続している。

 この事件は、虫の死骸を食べさせようとしたり、ズボンをずらしたりするなどのいじめ行為があったとされている。

 いじめの態様は極めて悪質なものである。加害者とされる元同級生はいじめだということは否定しているものの、尋問を通じていじめの態様をより深く明らかにしていくことが望まれる。

大津市立皇子山中学校いじめ自殺事件
滋賀県大津市立皇子山中学校2年だった男子生徒が2011年10月11日に自殺した事件。背景に激しいいじめと、加害者側の事件正当化と居直り、また...

(参考)
◎死んだ蜂食べさせようとした、ズボンずらした…「いじめとは思っていなかった」元同級生ら12人尋問へ(産経新聞 2017/7/25)