学校生活アンケート、「担任信頼できない」回答の児童呼び出し問いただす:兵庫・加古川の小学校

 兵庫県加古川市立小学校で6年を担任している教諭(30代)が、児童を対象に実施した学校生活アンケートに「担任教諭を信頼できない」と記入した児童6人を個別に呼び出し、記入した理由を問いただしていたことがわかった。

 アンケートは、学校への適応度を調査する目的で2017年5月下旬に実施した。設問の内容に当てはまるかを5段階の選択式で回答する形式だという。

 設問には「担任の先生は信頼できるか」という問いがあった。この問いに「当てはまらない」に丸をつけた児童が6人いた。この教諭は用紙を回収後、この6人を呼び出して個別に面談し、「先生のどんなところが悪いのか」などと聞いた。うち2人が面談を受けて回答を変更した。

 児童から話を聞いた保護者が、学校側に連絡して発覚した。教諭は学校側の聴き取りに対して、「自分の悪い点を直すために聞いただけ。書き直しが目的ではなかった」と話した。

 このようなことをすれば、状況把握を目的としたアンケート実施の根幹を大きく揺らがせることになる。意に沿わない回答をすればこのようなことをされるのでは、児童は困ったことを相談できないことにもなってしまうし、学校側にとって不都合なことや不適切なことはもみ消されることにもなってしまう。また、アンケート集計の手順にも問題があったのではないかとも考えられる。

 この手のアンケートは、「実施した」ということそのものが目的になってはいけない。実施の方法についても、このような恣意的なことが発生しないように検討しなければならない。

(参考)
◎教諭がアンケの書き直し強要か 兵庫・加古川の小学校 児童6人が「担任信頼できない」(神戸新聞 2017/7/22)

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