森友学園問題、籠池前理事長参考人招致:大阪府議会での籠池氏発言要旨

 大阪府議会本会議で7月10日、森友学園問題に関して前理事長・籠池泰典氏の参考人招致がおこなわれた。

 最初に籠池氏が発言をおこない、発言を受けて議員からの質疑がおこなわれている。

 籠池氏の発言要旨は以下の通りとなっている。一連の問題について、大阪府・維新や安倍晋三首相との関係がうかがわれるものとなっている。

籠池泰典・森友学園前理事長 発言要旨

 先代より学園の運営を引き継いでから、天皇国日本、日本国民・日本のためにと約20年にわたって教育に取り組んできた。行政当局から誠に親切ていねいな指導を受けて経営に邁進した。

 その過程について、私どもの進める方針に理解をいただき、維新の府議・市議・国会議員が視察に来たことに感謝している。塚本幼稚園前の新北野公園の緑地化工事に対し、こちらからお願いする前に維新の議員が動いてくれて折衝があったことにも感謝している。

 少々舞い上がっていたところもあった。結果として、認可手続きで疑念を惹起する内容が生じたことや、教育での指導の行き過ぎ、法律の趣旨を越えると受けとれる不行き届きがあった。その責任を取り、学園理事長を退任し、経営から離脱した。学園は新体制で再生される。私の不行き届きが原因で疑念を生んだことは、関係者、とりわけ児童と保護者の皆様にお詫びする。

 自分の知りうる限り誠実に答弁する所存である。検察に資料が没収されたことで、記憶のみで答弁することはご容赦とご理解を願いたい。

 国有地折衝は、当時の顧問弁護士の酒井弁護士に一任していた。弁護士からは報告が一切なく、見当が皆目付かない。国有地については酒井弁護士に聞いた方が真相究明に寄与すると思う。百条委員会を開催し、酒井弁護士を百条委員会に呼ぶことを検討してほしい。酒井弁護士は弁護士の守秘義務というかもしれないが、ここで当方との守秘義務を解除することを宣言する。

 小学校設置は先代も模索していたが頓挫していた。1995年に私が学園運営を引き継いだが状況に変化はなかった。情勢が変化したのは2007年。(前年末に)第一次安倍政権で教育基本法が改正され、愛国心教育が導入された。かねてから愛国心教育の重要性を考えていたことから、改正後の教育基本法を忖度して、改正教育基本法に沿った教育をした。そのことが評価され、議員からの視察が相次いだ。その中で、安倍晋三首相や安倍昭恵夫人と知り合えたことには感謝している。

 2012年2月26日、日本教育再生機構のシンポジウムで、松井一郎大阪府知事と、当時首相返り咲きを目指していた安倍晋三氏の同席も、学園環境に大きな変化をもたらした。教育シンポののち教育再生の声が高まり、こちらから声をかけなくても維新議員が視察する状況になった。今なら小学校建設が実現すると判断し、申請に踏み切った。府の担当者から書類の書き方などていねいな指導があったことに感謝している。

 国有地の大幅値引きや大阪府私学課からの優遇など、今振り返ってみればありえないことがたくさんあった。私だけがトカゲの尻尾切りのように罪をかぶせられるのではなく、百条委員会を設置して、松井一郎大阪府知事、吉本大阪府私学課長、酒井弁護士を百条委員会に呼んで真相究明を願いたい。

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