山口県立高校生徒自殺:背景にいじめや部活動での不適切指導?

 山口県周南市で2016年、山口県立高校2年だった生徒が自殺し、いじめや不適切指導があったことや、事後対応の不適切さが指摘されている。

 「毎日新聞」2017年7月6日付『山口・高2自殺 「知らぬ間に調査委」遺族、公平性に疑念』が報じている。

 この生徒は2016年7月26日に自殺した。スマートフォンに遺書のようなメモが残されていたという。

 生徒は、部員が不足していた野球部顧問から「助っ人」を依頼され、自殺8日前から野球部の練習に参加していた。しかし「練習がきつい」などと漏らし、また丸刈りを命じられたのも嫌がっていた。

 さらに、この生徒は元々テニス部に所属していたが、テニス部の練習に出られなくなったことで、テニス部の部員から「部室にあるお前の荷物全部池にすてる」などとするメッセージを受け取っていたともいう。

 遺族がこれらの経緯を知り、部活動での指導やいじめが自殺の原因ではないかとして学校側に真相解明を要望した。

 その後、山口県教育委員会のいじめ問題調査委員会が2016年8月に調査部会を設置した。しかし設置については遺族への事前連絡はなくテレビニュースで初めて知った、委員の人選についても遺族との協議はなかったとして、遺族が不信感をつのらせているという。

 いじめや「指導死」に該当する事案であることが疑われる案件でもある。また事後対応についても、いじめ防止対策推進法の趣旨から逸脱しているのではないか。

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