小中学校での教員不足:NHKが特集

 NHK『おはよう日本』が2017年7月4日、『小中学校で「先生が足りない」理由』とする特集を放送した。

 公立小中学校の教員が不足している問題について特集している。

 小中学校では臨時採用の教員も見つからず、病気休職した教員が担当していた教科の授業ができなくなる事例もみられる。また教頭が学級担任や授業担当を兼務するケースもみられる。

 教育委員会は正規の採用の枠を絞り臨時採用の枠を増やしているが、その臨時採用教員も思うように見つかっていないという。

 教員免許取得者の数は大きく減少しているわけではなく横ばいで、教員免許を持っていても、子育てなどでの離職などで教員として勤務していない人が多数いるとみられている。

 文科省は教員の確保への対策について、「教員の仕事のやりがいなどを広く伝えることで、教員志望者のすそ野を広げていきたい」としているという。

 しかしこの問題は、単純に「やりがい」に矮小化させられるものではない。経済的な生活もあれば、教員の多忙化による肉体的・精神的な負担もある。その点を無視・軽視して、「やりがい」だけに問題を求めても、状況は悪化するだけではないか。

 学校業務の過密化・多忙化を解消・緩和するためには、臨時採用枠に頼るのではなく正規採用の教員を増やすことが不可欠である。また臨時採用についても、給与面も含めてもっと待遇を向上させなければならない。

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