プール事故、学校の不適切対応認定:鳥取・湯梨浜町

 鳥取県湯梨浜町立羽合小学校で2016年、水泳練習中の女子児童が飛び込みの際にプールの底で頭を打ち、手足のしびれなどの後遺症が残った事故で、湯梨浜町が設置した事故調査委員会は6月28日、学校側の不適切対応が事故を招いたなどとする報告書をまとめた。

 事故は2016年7月15日、課外活動中に発生した。児童は指導教員から、水面に目印として浮かべたフラフープをめがけて飛び込むように指示された。その際に児童はプールの底で頭部を強打し、手足のしびれなどの後遺症を負った。

 この事故については、指導教員が普段から、課題をうまくできなかった複数の児童を揶揄するような発言を繰り返していたことも指摘されている。

水泳飛び込み事故、指導教員が普段から失敗を揶揄する発言:鳥取
 鳥取県湯梨浜町立羽合小学校で2016年7月、6年の女子児童が水泳の飛び込みの際に頭を打って頸椎損傷のケガを負い、手のしびれなどの後遺症が残...

 報告書では、飛び込み台と飛び込みの目標のフラフープの位置が近すぎて、別の児童が危険だと指摘していたにもかかわらず、教員がそのまま飛び込むように指示したことを不適切な指導と認定し、事故を誘発したと結論づけた。

 また学校側の事後対応についても批判を加えている。学校側は事故を「児童自らが起こした不慮の事故」として扱おうとした上、事故の事実関係も一部の教職員にしか伝えなかったことなどを、不適切だったと指摘した。

 調査委員会の調査内容は、妥当なものだといえるのではないか。不適切指導が事故を招いた、学校側の事後対応も不十分だったという点は、真摯に受け止めなければならないといえる。

(参考)
◎「学校の対応無責任」=プール事故で報告書-鳥取(時事通信 2017/6/28)
◎小学校プール事故「不適切な指導」報告書 鳥取(NHKニュース 2017/6/29)