高等森友学園保育園、在籍園児保護者全員が転園申請

 大阪市は6月5日、保育士が確保されていないなどとして事業停止命令が検討されている高等森友学園保育園(大阪市淀川区)について、在籍園児36人の保護者全員が転園を申請したことを明らかにした。

 同保育園では2017年4月以降、必要な正規保育士数が確保できず、不足分は市から臨時に保育士を派遣するなどして保育にあたってきた。また保育士不足のほか、虐待疑惑や保護者への威圧的な対応、標準保育時間より短い時間でしか保育をしていない疑惑、市からの補助金を不適切に受給してきた疑惑など、保育所経営としては致命的問題があるような内容も指摘されてきた。

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 保育所は必ずしも第一希望として選んだところに入所できるわけではなく、保護者の希望をもとにして市の割り振りで入所することになる。市の調整で回された児童や保護者もいるという。その意味でも、大阪市の責任は重い。

 転園に際しては、子どもや保護者に非がない理由でもあり、ていねいな対応が強く求められる。

(参考)
◎森友学園 保育園 在籍の全園児36人の保護者が転園申請(毎日新聞 2017/6/5)