「アルバイト許可制校則は違憲では」高校生が訴え、審査委員会は却下したものの評価:北海道

 北海道立高校の15歳の生徒が「学校でのアルバイト許可制の校則は憲法違反ではないか」と北海道苦情審査委員会に申し立てをおこなっていたことがわかった。

 申し立てそのものは2017年5月30日付で却下されたものの、審査にあたった委員が生徒に対し、「問題を感じた時、憲法上の権利はどうなっているかと考えたことは非常に有意義だ」と評価する内容の通知を送ったという。

 『北海道新聞』2017年5月31日『「バイト許可制校則は違憲だ」 高校生が申し立て 道苦情審却下「調査は感心」』が報じている。

 審査委員会は、北海道政への苦情を第三者委員が審査するものだという。制度の発足以来、未成年者からの申し立ては初めてだった。

 この生徒はアルバイトがしたいと教員に相談したが、「成績次第では許可しないことがある」と言われたことを疑問に持ち、憲法27条(勤労の権利と義務)に反するのではないかと申し立てをおこなった。

 審査にあたった委員は、「アルバイトを無制限にした場合学業がおろそかになる恐れがある」として「校則には合理性がある」と判断した。その一方で委員は「校則に疑問を持ち、憲法の条文を調べたのは有意義」とも評価した。

 アルバイト許可制の校則の合理性については、様々な見解があるのだろう。その一方で、高校生が校則に疑問を持って自ら調べたという対応は、審査結果の内容にかかわらず、子どもの意見表明権や社会参加のあり方として、重要だといえるのではないか。