青森市いじめ自殺:審議会が報告書案を検討

 青森市立浪岡中学校2年の女子生徒が2016年8月に自殺し、背景に同級生からのいじめが指摘されている問題で、5月28日に青森市いじめ防止対策審議会が開かれ、報告書原案の最終案の内容を審議し、概要を明らかにした。

 審議会では4件についていじめと認定した。その一方で、いじめとされた行為の具体的な内容については、現時点では明らかにされていない。

 またいじめと自殺との因果関係については、いじめが自殺の一因だとは言及したものの、直接の引き金が何かは判断できないとする方向での内容を検討しているという。

 このことについては、審議過程で一部委員が「思春期うつ」などと言及したことに対し、遺族側が反発して委員の解任を求めていた。青森市は、2017年5月末に任期が切れる現委員を再任せず、新たな体制で審議にあたるとしているものの、人選は難航している。

 この事案については、いじめが自殺の原因でなければ、いったい何が原因なのかという話にもなる。一因であって直接の原因はわからないという対応では、いじめを小さく描くことになったり、家庭や個人的資質などあらぬ方向に矛先を向けられたりなどにもつながりかねない。

(参考)
◎中2自殺「いじめも一因」 青森市の審議会が認定(朝日新聞 2017/5/29)

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