児童養護施設での人権侵害発覚:和歌山

 和歌山市の児童養護施設「和歌山市旭学園」で、過去20年以上にわたって複数の職員が、入所児童への暴力・「体罰」や、児童間のいじめを把握しながら放置したなどの人権侵害行為をおこなっていたことが明らかになりました。和歌山弁護士会は6月23日、同施設を運営する社会福祉法人「和歌山社会事業協会」に警告、また同施設を監督する和歌山県・和歌山市に勧告を、それぞれおこなったということです。〔『毎日新聞』2006/6/24


 この間の経過は記事によると、以下の通りだということです。

 同学園は66年4月に同市が設置し、同協会に運営を委託。県が04年5月、小学3年生以上に聞き取り調査をして体罰などが判明し、改善を求めていた。昨年、園長と理事長が替わり、同協会は体罰をしていた職員3人を、減給などの懲戒処分とした。

 県や市、施設側は問題について改善されたとしているということですが、弁護士会は「抜本的対策がなされていない」とみているということです。
 問題が20年以上も続いていたということは、この問題の根は相当根深いことを示しています。子どもの権利にかかわる問題でもあり、抜本的対策が早急に求められています。関係者は弁護士会の警告・勧告をしっかりと受け止め、さらなる対策をとることが重要でしょう。