学校記念誌切り取り被害相次ぐ:各地の図書館

 公立図書館で所蔵している学校記念誌の切り取り被害が全国で相次いでいると報じられている。

 2017年5月以降、東海地方・北陸地方の各県での被害が報じられた。その後の調査で、少なくとも全国11県で同様の被害が確認されたという。

 日本図書館協会は5月11日、全国の加盟図書館に対して、被害の有無についての調査を始めた。

 切り取り被害は、学校記念誌に掲載されている集合写真・記念写真などがねらわれるケースが多いという。

 被害に遭った記念誌の地域・学校種別などは多岐にわたり、また被害に遭った図書館も広範囲であることから、同一犯というよりも、その地域ごとにそれぞれ複数の人物が関与していると思われる。しかしいずれにしても、このようなことをする意図は不明である。

 図書館の蔵書は公共のものであり、故意に破損させるという行為自体、重大な問題になる。

 また学校記念誌は教育史やその学校周辺地域の地域史・郷土史の資料としても重要な価値を持つものである。限定配布であることが通常なので、一度破損されると再入手は困難ということにもなる。

 このような事件が起きないような対策も考えていかなければならない。

(参考)
◎誰が?なぜ?図書館の学校史 切り取り被害の謎(NHKニュース 2017/5/11)
◎狙いは集団・集合写真か…蔵書切り取り11県に(読売新聞 2017/5/12)
◎図書館で広がる学校史・記念誌切り取り被害 全国で250冊2千ページ超 目的不明、模倣も?(産経新聞 2017/5/12)

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