塚本幼稚園:特別支援教育費補助金、退園した園児の分も申請か

 塚本幼稚園(大阪市淀川区)で2016年度、要支援児の在籍数に応じて大阪府から加配教員の人件費や必要な施設整備などの補助金を支給される特別支援教育費補助金について、すでに退園した園児の名前を無断で使い、補助金申請をおこなっていた疑いが浮上した。

 元園児の保護者が大阪府に情報公開請求をおこない、5月2日までに明らかになった。

 当該元園児は2015年度に在籍し、2016年度は4月末に退園した。

 塚本幼稚園を運営する森友学園では、2015・16年度とも、当該園児を要支援児として申請していた。申請には保護者の同意が必要となるが、保護者は手続きに同意したことはないとしている。また2016年度については、4月末日に退園したにもかかわらず、5月1日付の在籍園児として要支援対象者として名簿に含まれていた。

 特別支援教育補助金制度の不正疑惑については、「補助金の対象者の申請人数・全園児に占める要支援児の比率とも、ほかの私立幼稚園と比較して突出している。虐待疑惑が指摘されている幼稚園で、要支援児受け入れができるのか考えにくい」「特別支援教育の加配の教員も見当たらない」「アレルギーや障がいへの対応などの支援はできないと園側からいわれ退園を迫られた、とする証言を保護者から聴き取った」などの疑問が2017年3月に大阪府議会で取り上げられ、大阪府が調査していた。

 疑惑を補強するような資料が出てきたことにもなる。

 また大阪府とは別に、大阪市でも同様の特別支援教育費補助金制度を独自に導入しているが、大阪市の補助金制度でも同様の疑惑が指摘されている。

 全容については引き続き解明していく必要があるが、補助金に関する不正があった疑いが高いことになる。

(参考)
◎森友、退園した元園児分も申請…大阪府補助金(読売新聞 2017/5/3)
◎森友学園・幼稚園 退園児分も補助金申請か(大阪府)(読売テレビ 2017/5/3)

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