遺跡発掘体験の授業:滋賀県の小学校

 『中日新聞』(滋賀県湖北版)6月19日付によると、滋賀県長浜市立湯田小学校の6年生が、社会科の授業の一環として、学校に隣接する遺跡で発掘体験をしたということです。


 同校の新校舎の敷地になる予定の場所から奈良~平安時代の住居跡が出土している縁で、発掘体験を企画・実施したということです。
 小学校6年生の社会科では歴史を扱います。遺跡や文化財などの実物に触れることも、子どもたちの興味や関心をひき、また歴史への理解を深める効果につながることが期待されます。
 この学校の取り組みは、「学校に隣接する場所で遺跡が発掘され、また発掘調査が進んでいる」という好条件を生かして、遺跡を教材化した例だといえます。

【湖北】新校舎の敷地で土器発掘 長浜・湯田小の児童〔『中日新聞』2006/6/19〕
 長浜市内保町の湯田小学校6年生が16日、遺跡や文化財を調べ、国の歴史などを学ぶ社会科の学習の一環で、同校北側の内保遺跡で埋蔵文化財の発掘体験をした。
 同遺跡は奈良-平安時代にかけての住居跡が出土している。同校の新校舎などの敷地になる予定で、市教育委員会が埋蔵文化財発掘調査を進めており、新しい学校が建てられる場所について理解しようと実施した。
 6年生2クラスのうち、この日は、ろ組の児童36人が取り組んだ。市教委の担当者から遺跡の概要、これまでに出土した土器について説明を受けた後、児童たちが移植ごてやカマを使って発掘した。
 児童たちは、竪穴住居の柱のあった場所に付けられた印に沿って、表土を2センチほど慎重に削り取っていった。約45分間の作業で直径約4センチの土器の破片1個が出土すると、児童たちは大きな歓声を上げていた。 (小池豊徳)