全国学力テスト:『中国新聞』社説

 4月20日に実施される全国学力テストについて、『中国新聞』2010年4月20日付社説『全国学力テスト 競争あおる不安消えぬ』が見解を出しています。


 記事によると、学力テストの実施方法について批判的な見解を出しています。
 競争と序列化が問題化したことでの抽出調査への転換だったにもかかわらず、自主参加の道が残されたことで7割が参加する形になっていることへの問題意識から始まっています。
 そこから、自主参加では採点等は自主的に実施することになるための現場の負担増、競争の過熱化、学力は必ずしもテストの点数だけではないことなどを指摘し、参加校を限るべきではないかとしています。
 社説の趣旨は、全般的に支持できるものです。
 教育行政の基礎資料としての実施自体は否定できませんが、それならば参加校を限って抽出調査すれば十分です。学力テストはもともと競争と序列化が導入目的でした。批判が高まったために抽出調査への転換もおこなわれましたが、実質的には競争と序列化の抜け道のような形になっています。