光高校爆発事件から1年

 山口県光市の山口県立光高校で2005年6月10日に発生した、いじめを苦にした3年生の男子生徒(当時)が、報復目的で3年生の教室に爆発物を投げ入れた事件から、1年がたちました。
 『中国新聞』6月10日付が、その後の学校の取り組みに焦点を当てた記事を書いています。
光高、いじめ追放へ体制着々〔『中国新聞』2006/6/10〕


 爆発事件の背景には、「廊下ですれ違いざまに肩を当てる。携帯電話で少年の顔を写す。教員からの質問の回答に詰まると(他の生徒が少年を)笑っていた」など、加害者の男子生徒に対するいじめがあったことが指摘されています。その一方で、いじめに気付いていた教員はいなかったということです。
 いじめは被害者の心に深い傷を残すもので、決して発生させてはいけません。『中国新聞』の記事によると、光高校では以下のような取り組みがおこなわれているということです。

 苦しんでいた少年のサインを受け取れなかったとして、光高は新学期から生徒との個人面談を増やした。学期に一度だった面接を、二、三回にした。「苦しんでいる生徒を教員に連絡する生徒が現れるなど成果が出ている」と弘中幸雄校長は受け止める。
 さらに、ストレス解消などテーマを設け、問題の解決に向けて生徒が話し合う「ピア・サポート」の導入も検討する。七月には先行する府中市などに教員を派遣。年内に指定したクラスで進める方針だ。

 いじめを発生させないために何をしていくべきなのか、光高校では真剣な取り組みが続いています。
 また、いじめ問題はこの爆発事件だけの特殊な問題ではありません。いじめを発生させないために可能な限りの取り組みをおこなっていくこと、それは全国の学校で求められています。