脳脊髄液減少症、学校事故との因果関係認めず:大分地裁中津支部

 「中学校2年生だった2003年、体育の授業中にバレーボールが頭にぶつかったことが原因で脳脊髄液減少症になった」として、大分県宇佐市立中学校に通っていた女子生徒(現在19歳)が宇佐市に損害賠償を求めた訴訟で、大分地裁中津支部は1月29日、授業担当教諭の指導上の過失を認めて宇佐市に約56万円の支払いを命じました。

 一方で裁判では、事故と脳脊髄液減少症との因果関係は否定されています。
 事故は2003年5月20日に発生しました。体育の授業中、男子生徒が蹴ったバレーボールが、女子生徒の頭部に当たり外傷を負いました。女子生徒は事故後継続的な頭痛や吐き気などを発症し、2005年3月に脳脊髄液減少症と診断されました。
 裁判では事故と脳脊髄液減少症との因果関係は否定したものの、事故でけがをしたことに対する損害額を約170万円と算定し、すでに市から生徒に支払っている治療費相当額を差し引いています。
 裁判の判断はさておき、事故があった直後から症状を発症していることは、因果関係は素人目から見ても明らかという印象を受けます。
(参考)
◎宇佐市の脳脊髄液減少症損賠訴訟 事故との因果関係否定 学校の過失一部を認定(西日本新聞 2010/1/30)

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