養護学校で負傷繰り返す、監督責任究明求めて会見

 新潟県三条市の新潟県立月ケ岡養護学校で2005年5月から7月にかけて、当時2年生だった女子生徒が短期間に4回にわたって指を骨折するなどのけがをしていたことがわかりました。母親や支援者らが1月25日に記者会見し、新潟県教育委員会の監督責任を明らかにするよう求めました。

 女子生徒がダウン症の障害を持っています。母親らによると2005年5月下旬に寄宿舎の6人部屋で就寝中、胸部に打撲傷などのけがを負いました。6月には左手の指を骨折し、また6月の別の日には右手に打撲傷を負いました。7月には右手に切り傷を負いました。
 学校側の調査や新潟県教育委員会の再調査では原因が特定できませんでした。
 母親や支援者は、短期間で負傷が続いたことについて校長の監督責任を指摘しました。一方で県教委は、負傷が4回続いたあとに生徒を個室に移動させたことについて「初期対応の遅れ」と指摘したものの、負傷の原因がわからないとして関係者の監督責任は問えないとしています。
 新聞記事でははっきりとは書かれていませんが、生徒は証言できる状況ではないと推測されます。このことが真相究明を困難にしている側面もあります。教職員の虐待なのか同室者のいじめなのか自傷行為なのかは不明ですが、いずれにしても2ヶ月ほどの短期間にに骨折や打撲などのけがを4回も繰り返し負うというのはきわめて不審です。
 生徒が養護学校で原因不明のけがを負い、保護者らが真相解明を求めてトラブルになるケースは過去にもいくつかありました。以前にも静岡県で似たような事件がありました。今回の事件でも、再発防止策を考えていくことが重要になります。
(参考)
◎月ケ岡養護学校:05年5~7月、女子生徒4回けが 母親ら責任追及 /新潟(毎日新聞 2010/1/26)

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