大阪市立中学校「教師の暴言で不登校に」訴訟で和解:大阪地裁

 大阪市立中学校に在学中、サッカー部顧問の教諭から繰り返し暴言を受けて適応障害を発症し、不登校になって高校受験もできなくなったとして、元生徒の男性(17)が大阪市を相手取り提訴していた訴訟で、大阪地裁で4月5日に和解が成立した。

 顧問の暴言を認定したうえで、市が生徒側に解決金50万円を支払って生徒側に遺憾の意を示し、市は当該教諭に指導して再発防止策を図るなどの内容。

事件の経緯

 元生徒は2013年4月に同校に入学し、サッカー部に入部した。しかし顧問はこの生徒に対して「お前なんかいらんねん」などと繰り返し暴言を吐いた。

 生徒は顧問の暴言が原因で適応障害を発症し、2年時の2014年10月から学校を休みがちになった。3年時には年間19日しか登校できず、高校受験も断念に追い込まれた。

 元生徒は約385万円の損害賠償を求めて提訴した。顧問の暴言と不登校との因果関係が争われたが、大阪地裁が和解を勧告していた。

 和解条項では、生徒が入部届の記入を間違えた際に顧問が「目の前から消えろ」と発言したことを認定したという。

 教諭の一連の暴言は、指導ではない。教師の立場を利用した生徒いじめ、パワーハラスメント、スクールハラスメントというべき悪質な行為ではないか。

(参考)
◎「消えろ」顧問暴言で和解、大阪 市立中、解決金50万円支払う(共同通信 2018/4/5)
◎「目の前から消えろ」サッカー部顧問が暴言で不登校に 元生徒と和解(毎日放送 2018/4/6)