震災で心のケア必要な生徒74人:兵庫県教委発表

 兵庫県教育委員会は1月8日、阪神・淡路大震災で被災した兵庫県内の公立中学校3年生のうち、震災の後遺症とみられる症状を発症して心のケアが必要と判断された生徒が74人いると発表しました。

 県内の公立中学校355校の3年生のうち、震災の日(1995年1月17日)以前に生まれた人を調査対象としています。頭痛や吐き気・突然泣き出したりするなどの症状のうち、震災に伴う住宅環境や生活環境の変化が原因とみられるものをまとめたということです。
 調査は震災翌年の1996年度から小中学生を対象に実施されていますが、震災後に生まれた世代が成長するにしたがって学年進行で調査対象は縮小し、今回の調査が最後になるということです。
 心のケアが必要と判断された生徒数の割合は減少しているとはいえども、15年たってもいまだに影響が残っていることを重く受け止めなければならないように感じます。
 この調査とは別に、神戸新聞社は2009年11月、神戸市内4校の中学校にケアが必要な生徒が少なくとも37人いるという調査結果をまとめています。今回の兵庫県教委の調査は、神戸新聞社の調査とも傾向がおおむね一致すると判断して差し支えないでしょう。
(参考)
平成21年度阪神・淡路大震災の影響により心の健康について教育的配慮を必要とする生徒の状況等に関する調査の結果等について(PDF、兵庫県教育委員会)

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