部内暴力で元コーチと部員をそれぞれ書類送検:栃木・足利大学附属高校

 栃木県足利市の足利工業大学附属高校(現・足利大学附属高校。2018年4月に校名変更)で、バレーボール部の元コーチ(退職)が2017年6月、部員に「体罰」を加えるなどした問題で、栃木県警は4月2日、当該元コーチを傷害容疑で宇都宮地検足利支部に書類送検した。

 また元コーチの件とは別に、2017年3月に別の男子部員2人がこの部員に暴行を加えるなどしたとして、栃木県警は同日付で部員2人を暴行容疑で書類送検した。

元コーチの暴力

 元コーチは2017年6月、男子部員が女子マネジャーと交際していたことに立腹し、体育教官室に部員を呼び出して正座させ、胸などを蹴りつけた。

 元コーチは2017年3月の定年まで長く同校教諭として勤務し、バレーボール部監督だった。定年退職後は体育指導員・同部コーチとして勤務していたが、事件発覚後の2017年12月に退職した。この件のほかにも、常習的に「体罰」をともなう指導をおこなっていたとする証言があるという。

 被害に遭った部員は2017年9月に退部し、警察に被害届を出していた。

暴力体質が問われる

 部内での暴力事件でコーチと部員がそれぞれ書類送検されたことは、部活動の運営そのものに、暴力体質があったのではないかと疑わざるをえない。

 暴力体質を徹底的に断ち切らなければならない。

(参考)
◎足利大付属高:元バレー部コーチ書類送検 体罰で栃木県警(毎日新聞 2018/4/3)