学校事故、学校側の隠蔽工作認定:名古屋地裁

 名古屋市中村区の名古屋市立柳小学校で男子児童がけがをした事故についての訴訟で、名古屋地裁は12月25日、事故への学校の責任を認めた上で、事故処理の経過で学校側が虚偽を述べ児童に精神的苦痛を与えたことも認定し、名古屋市に約110万円の賠償を命じる判決を出しました。

 事故は2007年9月、運動会の中に発生しました。組み体操の練習の際、4段ピラミッドの最上段(高さ約2メートル)の男子児童(当時6年生)が転落し、左腕を骨折しました。

 児童は「下段が不安定だった」と主張しました。その一方で学校側は「児童が突然跳躍した。事故は予見不可能」などとして過失を否定しました。

 判決では、学校側が事故報告書に「(事故のあったピラミッドは)3段」とする記載をしたことや、別の児童への調査の際に回答を誘導したことなどを認定し、責任逃れの工作と断じました。

 学校側の隠蔽工作は、ひどいとしかいいようがありません。事実に反して「児童が想定外の行動をとった」かのように言い立てた学校側の主張は、結局児童を「嘘つき」呼ばわりして中傷をおこなっているに等しい悪質行為です。嘘つきはどっちだったのでしょうか。

 この事件の他にも、学校関係の事件・事故ではこの手の学校側の責任逃れ、そして事実に反して児童・生徒やその保護者・支援者などを「嘘つき」呼ばわりする事例が絶えません。これまでに報道されたものだけでも、いくつもその手の事件が思い出されます。また世間に明らかになっていないものでも、そういう事件は多数あると推定されます。

 こういう悪質な責任逃れ・隠蔽工作・中傷を許してはいけません。

(参考)
◎「学校側がウソの主張」体操事故で責任認定(読売新聞 2009/12/26)

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