柔道部顧問が部員に丸刈り強要:熊本の中学校

 熊本県内の中学校で、柔道部の顧問教諭が「大会に向けて心を一つにしよう・気合いを入れよう」などと称して、部員に対して丸刈りにするように強要した上、従わなかった生徒には教諭自らがバリカンで髪を刈っていたことが分かりました。〔『毎日新聞』2006/6/7


 「大会に向けて~」と称して丸刈りを強要するという発想や行為は、人権感覚の貧弱さや時代錯誤的な精神主義などで、現代には通用しない思考回路だといえます。
 保護者からの苦情や抗議を受けて、該当教諭は「配慮が足りなかった」などと反省しているといいます。指摘されて初めて「配慮が足りなかった」ことに気付くというのは、情けない話です。
 ただ、人権感覚の貧弱さや時代錯誤的な精神主義などは、一部の教育関係者やスポーツ指導者に根強く残っています。そのため、この教諭の行為は「特殊な事件」として片づけられないでしょう。
 このような事件を再発させないためにも、この事件から教訓をくみ出し、自らの指導や人権感覚の向上につなげていくことが、教育関係者やスポーツ指導者などに求められているといえます。