青雲中学校暴行事件の第1回口頭弁論

 長崎県時津町の私立青雲中学校の生徒寮で2009年5月、当時2年生の男子生徒が教諭らから暴行を受けた問題がありました。この事件の民事訴訟の第1回口頭弁論が12月14日に長崎地裁でおこなわれ、学校側は「原告が主張する不法行為はなかった」として争う姿勢を示しました。

 この事件は2009年5月、寮内での盗難事件への関与を疑われた被害生徒が2日間にわたって寮内の会議室に閉じこめられて複数の教諭から詰問され、さらに2人の教諭は暴力を加えるなどしました。被害生徒は事件にショックを受けて実家に戻って登校できない状態になり、その後退学を余儀なくされました。
 学校側は暴力の事実関係については一部認めて関係教職員への処分をおこないましたが、原告側の主張するような行為はなかったとしています。また刑事事件として被害届も出され、暴行を加えた教諭2人は2009年12月8日付で傷害容疑で書類送検されています。
 暴行の事実を一部認めながらも「原告が主張する不法行為はなかった」とは不可解です。暴行を加えたのは事実だが大したことはない、とでもいいたいのでしょうか。
(参考)
◎私立青雲中の体罰:損賠訴訟 初弁論で「不法行為ない」 学校側は争う姿勢 /長崎(毎日新聞・長崎版 2009/12/15)