教科書採択地区見直し・歴史教科書採択やり直し求め要請:横浜市

 横浜市教職員組合は12月14日、横浜市で実施された教科書採択地区統合の見直しや、中学校社会科歴史的分野の教科書採択のやり直しを求める要請を、横浜市教育委員会におこないました。

 横浜市では今年までは行政区ごとの18採択地区ごとに教科書を採択していました。しかし表向きは「中学校区内の小学校の連携を密にした小中一貫教育を実施するため、行政区をまたいで構成する地域もあるので不都合」などとして、来年度以降全市1区の採択区域へと変更されました。
 また中学校社会科歴史的分野の教科書についても、2009年度採択では一部行政区で「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版が採択されました。しかし自由社版は、現場教員らの意見を集約して教科書採択候補を答申する教科書取扱審議会では推薦されていなかったもので、一部教育委員の意向によって強引に採択されたものだといえます。
 なお教科書採択区域の拡大についても、政府ですら教科書採択区域の細分化を目指す中であえて拡大する理由は、「つくる会」教科書を採択しやすくすることにあるのではないかという指摘もされています。
 これらの問題に関する横浜市教育委員会の動きは不審といえるものであり、また正常な状況とはいえません。採択区域は当面元に戻すべきですし、歴史教科書採択についてもやり直すべきだといえます。
(参考)
教科書採択地区集約の見直しなどを求め、市教委へ要請文/横浜市教職員組合(神奈川新聞web『カナロコ』2009/12/14)

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