「集団自決」教科書採択無効確認訴訟棄却:愛媛

 沖縄戦の「集団自決」について、2006年度高校日本史教科書検定で旧日本軍の関与を示す記述を削除させたことは違法などとして、愛媛県の団体「えひめ教科書裁判を支える会」関係者が国や愛媛県などに教科書採択無効確認を求めた訴訟で、松山地裁は12月9日に請求を棄却したということです。

 判決では、教科書採択によって原告の権利や利益は侵害されないとして、原告適格が認められないと判断しました。また原告に損害賠償となり得る利益侵害はないとも判断しています。
 教科書検定の結果は、特定の政治的主張を押しつけようとするような問題があるものでした。裁判の結果は、主張の中身に踏み込まずに形式論を適用したような形になっていわば門前払いの形になりましたが、「集団自決」に関する教科書検定の経過が正当化されるというわけでもないでしょう。
(参考)
「集団自決」教科書採択 無効確認訴え却下(2009/12/10)