「柔道部顧問の暴行でケガ」として提訴:大分県立高校

 大分県立中津東高校の柔道部員の男子生徒が4月21日、「練習中に顧問教諭から暴行を受けてケガをした」として、大分県を相手取り、約2392万円の損害賠償を求める訴訟を大分地裁中津支部に起こした。

 生徒は2年生だった2016年7月、柔道部の練習中、顧問教諭と乱取りをおこなった。その際に、顧問教諭の奥襟をとろうとした生徒の手が、誤って顧問教諭の顔をかすめたという。その際に顧問教諭が激高し、教諭は生徒を一方的に罵倒しながら、拳で何度も生徒の顔面や後頭部を殴り、床にたたきつけるなどの暴行を加えた。

 生徒は後頭部打撲や頸椎捻挫と診断された。その後も痛みや吐き気などが引かないために別の病院を受診したところ、脳脊髄液漏出症を発症していたことがわかった。入院・手術を余儀なくされ、抑うつ状態も発症し、事件以来頭痛などの後遺症が治まらず、学校に通えない状態が続いているという。

 こんなもの、「指導」でもなんでもない。感情的な暴行事件である。生徒のケガの状況も重大である。

 大分県は教諭への厳正な対応をとるとともに、生徒側に誠実に対応すべきではないか。

(参考)
◎中津東高校柔道部体罰問題で保護者が提訴(大分放送 2017/4/21)
◎提訴 「教諭の暴力で被害」 中津東高柔道部員、県に賠償求め /大分(毎日新聞 2017/4/22)