「集団自決」教科書検定問題:2010年度記述復活困難見通し

 高校日本史教科書から沖縄戦の「集団自決」について日本軍の強制の記述が削除された問題で、2010年度教科書での記述復活は困難な見通しになったということです。

 民主党政権に交代したとはいえども、川端達夫文部科学相は検定意見を撤回しない意向を表明しました。また教科書会社も「2007年の訂正申請で一定の回復があった」として訂正申請には消極的姿勢を示しています。
 しかし2007年の訂正申請については、とても「一定の回復」といえるようなものではありません。(参考:当ブログ2007/12/26『「集団自決」の強制認めず:教科書検定』)
 教科書印刷に要する時間などを考慮すると、遅くとも12月中旬までに訂正申請をおこなわなければならないことになり、訂正申請は難しい見通しになっています。
 史実を正確に把握するためにも、中途半端な記載ではなく、強制の事実を明確にするような記述への復活が求められているといえます。
(参考)
記述復活困難に 高校歴史教科書「日本軍強制」(琉球新報 2009/12/11)