保育所での死亡事故・2004年以降49件:厚生労働省調査

 厚生労働省は12月7日、2004年4月から2009年11月に保育施設で発生した死亡事故は49件あり52人が死亡したと発表しました。

 保育所で子どもを亡くした遺族などで作る団体「赤ちゃんの急死を考える会」が2009年11月、同会が把握した認可保育所での死亡事故が2001年から08年までで22件あったなどとする独自調査をまとめて厚生労働省に結果を提出したことを受け、厚生労働省としても資料のある2004年以降の事例について集計し直したものです。
 厚生労働省の調査によると、認可保育所では19件19人の死亡事故があり、認可外保育施設では30件33人(1度の事故で4名が死亡した例が1件)の死亡事故があったということです。
 認可外保育施設で0歳児が死亡する例が52人中19人と突出しています。就寝中の突然死の例が目立ちますが、廊下に置いてあった本棚から出られなくなり熱中症で死亡(埼玉県上尾市・2005年8月)、園外保育からの帰園時に送迎車の車内に取り残されて数時間放置され熱中症で死亡(福岡県北九州市・2007年7月)、帰宅中に川の増水による鉄砲水に巻き込まれて死亡(兵庫県神戸市・2008年7月)、河川敷やプールで水遊びをしていた際の溺死などの例があります。
 事故の中には、保育体制がしっかりしていれば防げた可能性があると考えられるものも一定数混じっています。事故の発生要因を分析し、情報を共有して同種事故を未然に防ぐ手だてとしていかなければなりません。
(参考)
◎厚生労働省『保育施設における死亡事例について

スポンサードリンク