宇都宮市立学校わいせつ:隠蔽状況が次々と明らかに

 栃木県宇都宮市内の市立学校で教諭が授業中に女子の体を触ったとして11月25日付で懲戒免職になった問題で、続報として教育委員会の隠蔽状況が『毎日新聞』で報じられています。

 『毎日新聞』2009年11月28日付『元教諭のわいせつ:被害者、特別支援学級の女子 県教委、会見時は否定 /栃木』によると、被害者は特別支援学級在籍の女子だということです。栃木県教育委員会の記者会見ではマスコミからの質問に対して特別支援学級在籍者であることを否定していたといいます。
 また『毎日新聞』は複数の取材結果から事件のあった学校を特定し、11月27日に該当校の副校長(教頭)に取材をおこなったということです。しかし副校長は事実関係を全面否定しました。(『毎日新聞』2009年11月29日『特別支援学級わいせつ免職:副校長、事実否定 隠ぺい体質明らかに /栃木』)
 この事件では教諭の氏名や事件のあった学校名だけでなく、小学校・中学校の別すら明らかにしていません。取材で得た情報を元に『毎日新聞』が該当校名をあげて取材したところ、栃木県教育委員会・宇都宮市教育委員会とも「答えられない。そうとも違うともいえない」という反応だったことです。
 教育委員会の対応は表向き「被害者保護」を理由としています。しかし状況を考慮すると、むしろ加害者の教師を守っているのではないかといえます。
 この状況は「被害者保護」とは全く関係ありません。むしろ加害者や事件発生場所を秘匿することで、事件が教訓化されずに同種事件が再発する火種ともなりかねません。
 『毎日新聞』は事件のあった学校の名前を記事に掲載していませんが、公表してもよいのではないかと感じます。せめて小学校・中学校の別だけでも公表できないものでしょうか。