「つくる会」教科書誤って「採択」:東京・明星学園中学校

 『朝日新聞』によると、私立明星学園中学校(東京都三鷹市)が教科書採択の届け出の際、本来は採択していない「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版を誤って届け出ていたことがわかりました。学校側は後日手続きミスに気付きましたが、手続きが進んでいたために変更できないとして、学校経費で本来の教科書を別途購入するということです。

 記事によると、ミスの経過については以下のように説明されています。

ミスで「つくる会教科書」発注 学校負担で別の本購入へ(朝日新聞 2009/11/25)
同校によると、7月上旬、来年度以降の社会科歴史的分野の教科書に日本書籍新社版を採択した。しかし、都教委の専用サイトにパソコンから報告する際、クリックミスして「自由社」を選び、1年生と教員分の計150部を「発注」した。今月20日に同社から問い合わせがあり、初めてミスに気づいたという。都教委に問い合わせたが、「もう変更はきかない」と説明された。

 人騒がせな話です。「つくる会」教科書が採択されなかったこと自体は評価できます。しかし重要な手続きであるにもかかわらずミスに気付くことができなかったうえ、さらに気付いても取り消せないシステムという意味ではどうなのかという印象を受けます。
 中学校社会科歴史的分野の教科書の価格は1冊694円です。694円×150部=10万4100円の税金が消えることになり、また同額を学校側が負担することになります。