「体罰」と隠蔽工作で教諭を停職処分:さいたま市

 さいたま市教育委員会は3月23日、生徒に「体罰」・暴行を加えて負傷させた上、暴行の事実を隠すよう被害生徒に強要したとして、市立中学校の男性教諭(40)を停職2月の懲戒処分にしたと発表した。

 事件は2017年12月14日に発生した。清掃時間中に1年生の男子生徒がほうきの上に乗って遊んでいたとして、生徒の肩をつかんで廊下に投げ飛ばすなどして負傷させた。

 直後に教諭は生徒を保健室に連れて行ったが、その際に「自分で転んだことにしろ」と被害生徒に強要した。さらに教諭は、校長に対して「生徒の肩を押したら、生徒がよろめいてロッカーにぶつかった」と虚偽報告をおこなっていた。

 校長が問いただすと、教諭は生徒への「体罰」を認めたという。当該教諭は過去にも2度にわたり、「体罰」・暴行での処分歴があった。

 「体罰」・暴行事件そのものも悪質だし、隠蔽工作も悪質だといえる。厳しい処分は当然ではある。しかしその一方で、何度も処分されているにもかかわらず、再発を招いたという経過についても、再発防止策を考える際には重要なポイントになってくるのではないか。

(参考)
◎教諭体罰…教室から廊下へ投げ飛ばされ生徒負傷 転倒で負傷したことにするよう命令 さいたま市教委が処分(埼玉新聞 2018/3/24)