学力テストの順位付け:その弊害は

 6月2日の衆議院教育基本法特別委員会での笠井亮衆議院議員(日本共産党)の質問によると、すでに統一の学力テストを実施して学校別の順位を発表している東京都では、弊害が現れているということです。

 『しんぶん赤旗』6月3日付「学力テストで子傷つく 笠井議員が質問」によると、笠井議員の質問概要は以下の通りです。

笠井氏は、すでに学力テストを実施している東京都の実態をとりあげました。東京都は区市町村の順位を一位から四十九位まで一覧で発表し、ある区は独自の学力テスト結果の学校順位をホームページで一位から最下位まで公表しています。
 笠井氏は「子どもがクラブ活動の大会で他校の生徒から『あなたのところは一番ばかな学校なんでしょ』と言われたとか、『迷惑をかけるからテストの日は休んだ』という例もあって、子どもの心は本当に傷つけられている」と指摘しました。

 「子どもがクラブ活動の大会で他校の生徒から『あなたのところは一番ばかな学校なんでしょ』と言われたとか、『迷惑をかけるからテストの日は休んだ』という例もあって、子どもの心は本当に傷つけられている」という指摘、これこそが学力テストで学校順位を発表した弊害だといえます。

 全国学力テストで学校別の順位を発表するとなると、同じような弊害が全国的に発生することは、容易に予想できます。

 全国学力テストについては、学校別成績の公表など、学校間競争につながるようなやり方は絶対にしてはなりません。