夜間定時制高校不合格者増加傾向:朝日新聞社調査

 朝日新聞社の調査によると、公立の夜間定時制高校の不合格者の数が全国で1174人となり、増加傾向をたどっていることがわかりました。

 そのうち定員超過が理由の不合格者は416人にのぼっています。

 例えば大阪府では、公立高校統廃合で定員減少したにもかかわらず、不況や私学助成金削減などの影響で公立高校志向が高まりました。公立全日制高校を不合格になった生徒が定時制を受験する傾向が強まるなどしたため、大幅な定員割れ傾向が続いていた定時制高校の志願倍率が2009年度入試では急増する状況になりました。

 大阪府の定時制高校では定員オーバーで計167人の不合格者を出しました。定員の5%に相当する生徒までは追加で受け入れ可能な特例を使って各校で補欠募集を実施したものの、それでも最終的に29人が入学できなかったということです。

 このほか、定員内であればなるべく入学させる方針の愛知県でも、157人が不合格になっています。

 定時制高校は全国的に定員減や統廃合などの傾向が進んでいます。しかしその一方で、必要とする生徒も増加していることが浮き彫りになっています。定時制高校統廃合などの方針が妥当なのかどうか、再考を迫られているといえるのかもしれません。

(参考)
定時制、定員超過で不合格者1174人 不況で人気(asahi.com 2009/10/19)

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