いじめへの不適切対応また発覚:滋賀・大津市

 滋賀県大津市立小学校で2013年、当時4年生だった女子児童が担任教師にいじめ被害を訴えたにもかかわらず、教師が放置していたことが4月20日までにわかった。

 被害児童は2013年、教室で足を故意に引っかけられて転倒させられたり、嫌がるあだ名で呼ばれるなどのいじめを繰り返し受けた。

 児童や保護者は2013年10月、担任教師にいじめ被害を繰り返し訴えようとした。しかし担任教師は「後で聞きます」などとして対処しなかった。

 保護者は約1ヶ月後の2013年11月、大津市にいじめ被害を訴え、市から学校に連絡が行き、初めていじめと認知されて対応がおこなわれた。

 学校側は加害児童に指導したものの、いじめは収まらなかったという。児童は学校を休みがちになり、1年後の2014年9月にも同級生から足を引っかけられて不登校になった。中学校進学後も学校を休みがちになる状態が続いている。

 学校・教員の対応の甘さが、不登校の遠因になったのではないかと思われる事例である。

 大津市では市立中学校でも、いじめへの不適切対応が2017年4月に発覚したばかりである。

いじめ加害生徒に「いじめ」指摘しないまま指導、被害拡大:滋賀・大津市
 滋賀県大津市立中学校でいじめ事案が発生しながら、学校はその行為について加害生徒に「いじめだ」とは指摘しないまま指導し、いじめが続いて被害が...

 いじめは、被害児童にとっては一生を左右しかねないほどの重大な問題になる。決して「ささいなこと」として扱ってはならない。いじめへの対応を再検討すべきではないか。

(参考)
◎大津、担任がいじめ放置 市立小の女児、不登校に(産経新聞 2017/4/20)